廃プラ処理施設 寝屋川で2月1日稼働


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Posted by けい on February 22, 2008 at 17:35:30:

廃プラ処理施設 寝屋川で2月1日稼働
2008年01月31日

 枚方、寝屋川、四條畷、交野4市のプラスチック容器ごみの中間処理施設「北河内4市リサイクルプラザ・かざぐるま」(寝屋川市寝屋南1丁目)が、2月1日から稼働する。市によって処理方法がバラバラだったが、中間処理をまとめて行うことで環境に配慮し、効率化を図る。だが、同施設や、隣接する民間のリサイクル工場の排ガスなどで健康被害が出るとして、地元住民は裁判を起こしている。一方的な稼働に住民らは反発しており、1日に現地で抗議する。

 1日から稼働する中間処理施設は、4市が一般家庭から収集したプラスチック容器ごみを1カ所に集め、ペットボトルと、油・洗剤のボトル、食品トレー、レジ袋などのプラスチック製容器包装ごみに分別し、圧縮・梱包(こんぽう)してそれぞれリサイクル業者に引き渡す。

 4市のごみをまとめて処理することで効率化するのが目的だ。4市が出資する一部事務組合「北河内4市リサイクル施設組合」(管理者=馬場好弘・寝屋川市長)が運営し、1日53トン(稼働11時間)の処理を見込む。事業費は約22億円。

 しかし、施設建設に対して、地元住民の間には根強い反対がある。地元7自治会が04年につくった住民団体「廃プラ処理による公害から健康と環境を守る会」は、廃プラの処理工場の周辺では悪臭や排ガスなどにより、住民の健康に悪影響が及ぶおそれがある、と主張。8万人の署名を集めるなど反対運動を続けている。

 住民らが問題視しているのは、4市の中間処理施設だけではない。同施設から出るプラスチック製容器包装ごみを全量引き取ることになっている民間のリサイクル工場が、市道をはさんで向かい側にある。プラスチックを高温で溶かして荷物運搬用のパレットを製造している。

 「守る会」によると、この工場が05年春から稼働すると、のどや目の痛み、発疹、悪臭などを訴える住民が増えたという。会のメンバーを中心とした住民28人は同8月、リサイクル業者と施設組合を相手取り、工場の操業中止と中間処理施設の建設中止を求めて提訴。両施設は一体的に計画された、と住民側は主張している。疫学調査を実施するなどして健康被害を訴えており、現在も大阪地裁で係争中だ。

 「守る会」の牧隆三代表(76)は「裁判のために既成事実を作ろうとしている」と中間処理施設の稼働を批判している。

 施設組合では、「環境汚染、健康被害につながる有害ガスは発生しない」としている。



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